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Akamai、「Akamai脅威レポート」を公開 〜パンデミック下でのビデオゲーム業界を標的としたサイバー攻撃の発生件数が過去最高に

Akamaiは7月27日、最新のレポート「SOTI インターネットの現状/セキュリティ:パンデミックにおけるゲーム業界への攻撃」を発表した。その概要は以下のとおり。

新型コロナウイルス感染症によるパンデミックの間に、ビデオゲーム業界を標的とするサイバー攻撃の発生件数が、あらゆる業界の中でも突出して高いことが明らかになった。また、2020年、ビデオゲーム業界が受けたWebアプリケーション攻撃は2億4,000万回を超えており、2019年に比べて340%増加した。

特にアプリ内購入ができるモバイルゲームは、一貫した集中攻撃を受けている。レポートでは、攻撃者がフィッシングキットを利用して、プレイヤーのメールアドレス、パスワード、ログイン情報、ジオロケーション情報を盗み、それを犯罪市場で販売する最新の例を取り上げている。

ビデオゲーム業界は、2020年だけで約110億回のパスワードリスト型(Credential Stuffing)攻撃を受けており、これは前年比の224%に当たる。大規模な攻撃が多く、1日数百万回といった高頻度で発生しており、なかには2日間で1億回を超えるほど急増した攻撃も確認されている。
 

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