SecurityInsight | セキュリティインサイト

エフセキュア、フィッシングメールに関する調査結果を発表 〜不審と報告されるメールの3分の1が実際にフィッシングメール

エフセキュアは9月9日、フィッシングメールに関する調査結果を発表した。この調査結果は、2021年上半期に世界中の企業の従業員から報告されたメール20万通を分析したもので、サイバー攻撃を防ぐために報告を挙げるという従業員主導の取り組みの有効性を表しているという。その概要は以下のとおり。

企業の従業員がフィッシングの疑いがあるとセキュリティ部門に分析依頼をした電子メールのうち、実際に33%は悪意のあるもの、または非常に疑わしいものであることが分かった。

分析結果によると、ユーザーがメールを報告する理由として最も多かったのは「不審なリンクが含まれている」であり、59%のユーザーが理由に挙げている。それに続くのが「誤った/予期しない送信者からのものである」の54%、「スパムの疑いがあると」が37%だった。さらに、34%のユーザーが「ソーシャルエンジニアリングの可能性がある」、7%が「不審な添付ファイル」を報告の理由としている。

 

関連リンク

プレスリリース