三井物産セキュアディレクション、ホワイトペーパー『ランサムウェア「LockBit2.0」の内部構造を紐解く』を公開
- 2021/11/02 10:00
- SecurityInsight
三井物産セキュアディレクション（MBSD）は10月27日、ホワイトペーパー『ランサムウェア「LockBit2.0」の内部構造を紐解く』を公開した。同社のサイトよりダウンロードできる。
それによると、LockBit2.0の開発者は自身のサイト上で、LockBit2.0のランサムウェアが世界で最も暗号化速度が速く、他のランサムウェアよりも優れていると、攻撃の実働部隊であるアフィリエイトに向け詳細にアピールしており、他のランサムウェアにはない新しい技術も搭載しているという趣旨のコメントを掲載している。
また、それを補足する関連情報として、海外で行われたLockBit2.0の代表者へのインタビューでは、「攻撃が速く実行されるほど、攻撃が撃墜されるリスクは少なくなる」と答えている。
MBSDではこうした点を踏まえ、その攻撃グループが使用するランサムウェア「LockBit2.0」本体に着目して詳細解析を実施し、その全ての解析結果を今回のホワイトペーパーで共有するとしている。