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ガートナー、2021~2022年のサイバーセキュリティに関する展望のトップ8を発表

ガートナーは11月29日、2021~2022年のサイバーセキュリティに関する展望のトップ8を発表した。その概要は以下のとおり。

1.2023年末までに、世界人口の75%の個人情報が最新のプライバシー規制の対象となる

2.2024年までに、サイバーセキュリティ・メッシュ・アーキテクチャを導入する組織は、セキュリティ・インシデントによる財務への影響を平均で90%低減させる

3.2024年までに、企業の30%はクラウド・デリバリー型セキュアWebゲートウェイ(SWG)、クラウド・アクセス・セキュリティ・ブローカー(CASB)、ゼロトラスト・ネットワーク・アクセス(ZTNA)、サービスとしてのファイアウォール(FWaaS)の各機能を同じベンダーから採用する

4.2025年までに、組織の60%はサードパーティーとの取引やビジネス契約における主要な決定要因として、サイバーセキュリティ・リスクを用いる

5.2025年末までに、ランサムウェアへの支払い、罰金、交渉の規制を目的とした法案を可決する国家の割合は、2021年の1%未満から30%に上昇する

6.2025年までに、取締役会の40%は適格な取締役が監督する専任のサイバーセキュリティ委員会を設置する

7.2025年までに、CEOの70%はサイバー犯罪、異常気象、市民の不安、政情不安などによる、同時発生的な脅威を切り抜けるために、組織的レジリエンスの文化を必須とする

8.2025年までに、攻撃者はオペレーショナル・テクノロジ環境を武器にして、人的被害を与えられるようになる
 

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