カスペルスキー、「Kaspersky Security Bulletin：2022年高度なサイバー脅威の動向予測」を公開
- 2021/12/21 10:30
- SecurityInsight
カスペルスキーは12月16日、同社のグローバル調査分析チーム（GReAT）がまとめた「Kaspersky Security Bulletin：2022年高度なサイバー脅威の動向予測」を公開した。
レポートでは、民間企業が新たなAPTグループの流入を後押し、モバイルデバイスへのさらなる攻撃、サプライチェーン攻撃の増加、クラウドセキュリティやアウトソーシング型サービスに対する攻撃の増加、サイバー空間で役割が高まる政治的要素、ローレベルの攻撃の復活などが起こりうると予測している。
2022年のグローバルと日本の脅威動向について、以下の主な予測を挙げて解説している。
■グローバル
・幅広い攻撃にさらされるモバイルデバイス
・サプライチェーン攻撃が増加
・在宅勤務環境を狙った攻撃の継続
・META（中東、トルコ、アフリカ）地域、特にアフリカへのAPT攻撃活動が増加
・クラウドセキュリティ、アウトソーシングサービスに対する攻撃の爆発的増加
・ローレベルの攻撃が復活、ブートキットが再び「ホット」に
・各国が許容できるサイバー攻撃活動を明確化
■日本
・モバイルバンキング型トロイの木馬の影響が引き続き増大
・フィッシング標的の拡大
・標的型攻撃グループの活発な活動が継続