ラック、脅威情報の組織間連携を行なう「SecureGRIDアライアンス」を発表
- 2021/12/28 10:30
- SecurityInsight
ラックは12月24日、組織が個々に有するマルウェアなどの脅威情報を外部組織と相互に共有し、組織のセキュリティ対策強化に役立てる取り組み「SecureGRIDアライアンス」を開始することを発表した。
「SecureGRIDアライアンス」は、ラックが開発したWebポータル「SecureGRID Portal」を介し、オープンソースの情報共有プラットフォームである「MISP（Malware Information Sharing Platform）」に蓄えた脅威情報の共有・連携を行なう。
これを活用して自組織のセキュリティ強化に役立てる取り組みを行なえるだけでなく、同社の研究所の研究成果を利用したり、脅威分析・検証の研究推進に参画したりできる。
このため、参加組織には脅威情報相当のデータとそのデータが蓄積された連携対象のシステムとしてMISPを用意し、アライアンスに参加することになる。
現時点でMISPや蓄積対象のデータを持たない組織が参加を希望する場合でも、アライアンスに参加できるよう、MISPの構築や蓄積データの検討、データの投入などについては同研究所がサポートする。