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トレンドマイクロ、「2022年セキュリティ脅威予測」を公開 〜2022年に備えるべき脅威を分析

トレンドマイクロは12月24日、セキュリティブログにおいて「2022年セキュリティ脅威予測」を公開したことを発表した。レポートでは、企業がさまざまなセキュリティ分野でより多くの情報に基づいた意思決定を行なえるよう、脅威の専門家による2022年のセキュリティに関する洞察と予測を詳しく紹介している。その概要は以下のとおり。

2022年も引き続き、新たな脅威が世界中のサプライチェーンを狙ってくる。サイバー犯罪者は、ランサムウェアの多重恐喝モデルなどを駆使するため、被害は、攻撃対象だけでなく、その顧客やパートナーにも及び、さまざまな業務のオペレーションに混乱をもたらす。

過去最多のゼロデイ脆弱性が確認された2021年に続き、2022年にもこれまでにない数の脆弱性が発見されると予想される。同時に、ゼロデイ脆弱性の悪用件数も2021年の件数を上回ることになると予想される。

修正パッチの対応が遅れがちな企業は、未修正の弱点を突こうとする攻撃者に翻弄されることになる。また、攻撃者は既存の複数の脆弱性の組み合わせにより、新たな攻撃手法を生み出してくる。

2022年は、企業にとってもサイバー犯罪者にとっても可能性に満ちた転換期となる。サイバー犯罪者は、ビジネス環境がいまだに流動的である機会を狙って行動を起こそうとしている。デジタルトランスフォーメーションの推進により、企業の攻撃対象が再定義されていく中、新たな課題の発生は必至。企業は、さまざまなツールやベストプラクティスによるセキュリティ対策を講じることで、これらの脅威を阻止することができる。
 

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