サイバーセキュリティクラウド、「サイバー攻撃検知レポート2021」を発表

サイバーセキュリティクラウドは2月2日、2021年を対象とした、Webアプリケーションを狙った攻撃の検知レポートを発表した。その概要は以下のとおり。

2021年1年間でのサイバー攻撃の検知総数は、合計415,463,802件。これは2020年の攻撃検知総数(334,932,032件)に比べても相当に増加しており、これを平均すると「1秒間あたりおよそ13回少々」のペースで攻撃を検知していたことになる。これは、2020年平均より1秒当たり3回弱ほどの増加となっている。

sid(Security Identifier:ネットワークのユーザーアカウントやグループなどを一意に識別するセキュリティ識別子)は、年間676,198を数えた。2020年と比較して、2021年は攻撃検知総数もsid総数も増加している。1sidあたりの攻撃検知回数だけを見れば、およそ18,688回/月と減少しているようにも見えるが、現実は2020年よりも多くの攻撃者による通信が検知されたことになる。

2021年1~6月の上半期は、1sidあたり661~2件の攻撃回数であるのに比べて、7~9月の第三四半期がおよそ543~4件へと減少、当該期間の攻撃検知総数も同様に減少している。しかし10〜12月の第4四半期では、1sidあたりおよそ603〜4件、攻撃検知総数も2021年四半期別では最も多い113,397,217件の攻撃が検知された。

Webアプリケーションへの攻撃通信は、攻撃元の国別に2021年の検知回数を見ると、トップは日本国内からのもので、以下同率でアメリカ、ドイツ、カナダ、中国と続いている。

その他、「主な攻撃種別」「主な脆弱性に関する攻撃状況」についてもレポートしている。
 

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