NEC、メール送信でのPPAPの代替ソリューションをクラウド型メールセキュリティサービスで提供開始
- 2022/03/08 10:30
- SecurityInsight
NECは3月7日、クラウド型メールセキュリティサービス「ActSecureクラウドメールセキュリティサービス」のメール暗号化機能を強化して提供を開始することを発表した。メール送信時におけるPPAP方式に対する代替ソリューションのニーズへ対応している。
■「ActSecureクラウドメールセキュリティサービス」の特徴
１．添付ファイルを分離するためのクラウドストレージサービスなどへの追加投資は不要
オプションのみの追加で利用が可能となり、新たなソフトウェアの導入や、クラウドストレージの契約など、大きな追加投資は不要。メールと送付するファイルが分離されないため、履歴管理も煩雑になることがない。利用者は従来のメール運用から大きな変更がないため、利便性を維持したままセキュリティの向上が可能。
２．パスワードのメール受信者への送付やユーザー／権限管理が不要
ファイルを閲覧するためのパスワードは、最初にメールを受信する際に受信者の方が設定することで、従来のPPAP方式のようにパスワードを伝えることがない。そのため、PPAP方式のようにメールでパスワードを送付するためにパスワードが漏洩するという心配もない。また、別途クラウドストレージを利用することがないため、ユーザー管理や権限設定などの手間もない。
３．メール本文の丸ごと暗号化なども含めた統合的なセキュリティ向上が可能
自動暗号化、誤送信時のファイルの暗号化キーの無効化などに加え、マルウェア対策などのセキュリティ機能もあり、従来のパスワード付ファイルのマルウェアチェックができないなどの課題も解決し、メールの統合的なセキュリティ向上が可能。