帝国データバンク、サイバー攻撃に対する実態についてのアンケート結果を公開
- 2022/03/16 11:00
- SecurityInsight
帝国データバンクは3月15日、サイバー攻撃に対する実態についてのアンケート結果を公開した。その概要は以下のとおり。
直近1年以内でサイバー攻撃を受けたこと(可能性がある場合も含む)があるのか尋ねたところ、28.4%の企業で「1カ月以内に受けた」と回答した。以下、「1年から3カ月以内に受けた」企業は7.7%、「過去に受けたが、1年以内に受けていない」企業は10.0%。「1年以内に受けた」企業は36.1%だった。一方で「全く受けたことがない」(41.6%)企業は4割超となっている。
規模別にみると、サイバー攻撃を「1カ月以内に受けた」企業は、「大企業」で33.7%、「中小企業」で27.7%、うち「小規模企業」では26.4%。企業規模によりサイバー攻撃の有無に濃淡がみられる。
今回のアンケートの結果、約3割の企業が1カ月以内にサイバー攻撃を受けていることが分かった。特に、ウクライナ情勢が緊迫化して以降に不審なメールが増加したとみている企業も多く、強固なセキュリティ対策が求められている。