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ソースポッド、アンケート「PPAP廃止についての意識・導入実態調査」の結果を公開

ソースポッドは3月15日、メールセキュリティにおけるPPAPへの対策がどの程度進んでいるかについて、現職の情報システム部役職者に対象に行なったアンケート調査「PPAP廃止についての意識・導入実態調査」の結果を公開した。その概要は以下のとおり。

・PPAP対策、組織においてすでに導入したのは34.3%、現在導入予定または導入中の層は12.2%。併せて46.5%が、直近でPPAP対策を導入済になる見込み。

・PPAP対策として最多で導入済・導入予定となったのは、「添付ファイルダウンロードサービス(メールに添付したファイルを、送信時に自動でメールから分離させてダウンロードURLに置き換え、受信者はメール記載のURLからファイルをダウンロードし、受け取るサービス)」。

・「添付ファイルダウンロードサービス」の導入メリットを尋ねると、サービスの性質に由来してか、従来のPPAPと手法を変えずに済む使い勝手の良さと、他社とのやり取りを意識したスムーズさ・ブランディング的要素に支持が集まった。

・一方、導入予定がないと答えた層は併せて53.5%。未導入理由として、PPAPのセキュリティ問題を重視していないと見える選択肢が上位を占めており、2020年11月にデジタル改革担当大臣が指摘したセキュリティ問題を重視していない可能性があると推測。

・しかし、各所で脱PPAPが進み、加えて、添付ファイル付きメールを受信しない・または破棄する組織も増加している点から、今後未導入予定の組織でも、方針転換を余儀なくされる可能性がある。その場合、将来的には全体の約50%の層がPPAP対策導入済の組織になると見え、脱PPAPの動きは緩やかながらも、今後確実に進んでいくと推測できる。
 

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