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チェック・ポイント、2022年3月の最新版「Global Threat Index(世界脅威インデックス)」を公開

チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは4月15日、同社の脅威インテリジェンス部門であるチェック・ポイント・リサーチが2022年3月の最新版「Global Threat Index(世界脅威インデックス)」を公開したことを発表した。その概要は以下のとおり。

■日本での2022年3月の上位マルウェアファミリー
前月に引き続き「最恐のマルウェア」とも称されるEmotetが1位となり、日本企業の12.52%に影響を与えた。これは同率2位のnjRat、Remcos(0.74%)よりも遥かに高い影響となっている。

■グローバルの上位マルウェアファミリー
世界でもEmotetが依然として最も流行したマルウェアで、全世界の組織の10%に影響を与え、Agent TeslaとXMRigがそれぞれ2%の組織に影響を与え、これに続いている。

■世界的に攻撃された上位の業種
世界で最も攻撃されている産業の1位が教育・研究、次いで政府・軍関係、ISP・MSPとなっている。

■世界的に悪用された脆弱性のトップ
「Apache Log4j のリモートコード実行」が最も多く、全世界の33%の組織に影響を与えており、次いで「Webサーバー公開型Git Repositoryの情報漏洩」が1位から2位に下がり、全世界の26%の組織に影響を及ぼしている。「HTTPヘッダーのリモートコード実行」は、悪用された脆弱性のトップリストの3位にとどまっており、世界的な影響度は26%に達している。

■世界的なモバイルマルウェアのトップ
AlienBotが最も流行しているモバイルマルウェアで、xHelperとFluBotがそれに続いている。
 

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