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トレンドマイクロ、Spring4Shellを悪用したボットネット「Mirai」の攻撃を観測

トレンドマイクロは4月21日、同社のセキュリティブログにおいて、Javaの開発環境で使用可能なフレームワークSpring Frameworkの脆弱性「Spring4Shell」(CVE-2022-22965)が悪用され、ボットネットマルウェア「Mirai」による攻撃が可能であることを確認したと発表した。その内容は以下のとおり。

攻撃者は、Mirai本体を「/tmp」フォルダにダウンロードし、「chmod」により権限変更をした上で攻撃の実行が可能となる。

トレンドマイクロでは、このような活動を2022年4月上旬から確認していた。また、利用されるマルウェアのファイルサーバには、異なるCPUアーキテクチャ向けの別の亜種が存在することも判明している。

ブログでは、入手した検体に基づき、脆弱性悪用、検出の経緯、解析結果、修正パッチ、潜在的なリスクおよび実際の適用例などについて説明。最後のセクションでは、これらのリスクを軽減する方法について推奨事項を記載している。

 

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