SecurityInsight | セキュリティインサイト

Vade Secure、「2022年第1四半期フィッシングおよびマルウェアレポート」を発表

Vade Secureは5月26日、2022年第1四半期のフィッシングおよびマルウェアの検出状況をまとめた「2022年第1四半期フィッシングおよびマルウェアレポート」を発表した。その概要は以下のとおり。

eメールを媒介とするマルウェアが、2021年第4四半期に比べて世界で48.3%増加。また3月は、前月比201%となる3,290万件のマルウェアメールを検出し、過去最大の検知数が確認された2016年11月を上回る件数となった。

1月は世界的にフィッシング攻撃が活発化し、前月比277%増加しており、1億1,040万件のメールが検出された。3月には前月比46%増加している。日本では3月2日から3月9日にかけてフィッシング攻撃が急増していたことが分かっている。

この四半期、Vadeが日本で検出したマルウェアの80%はEmotetだった。レポートでは、Emotetマルウェアを送り込むために、悪意のあるWordマクロを活用した侵害メールアカウントのEmotet攻撃の概要を説明している。

また、フィッシング攻撃で最もなりすまされたブランドについても取り上げている。2021年の第1四半期に最もなりすまされたブランドは、Microsoftで、2位にはモバイル通信会社のau。auが上位10位にランクインするのは、今回のレポートが初めてとなる。
 

関連リンク

プレスリリース