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チェック・ポイント、2022年5月の最新版「Global Threat Index(世界脅威インデックス)」を発表 〜Emotetが対前月比4倍に、Lokibotが国内2位に急上昇

チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズの脅威インテリジェンス部門であるチェック・ポイント・リサーチは6月23日、2022年5月の最新版「Global Threat Index(世界脅威インデックス)」を発表した。その概要は以下のとおり。

複合的かつ広範囲にわたる攻撃行動の結果、高度な自己増殖型モジュラー型トロイの木馬であるEmotetが依然として最も流行しているマルウェアの地位に留まっている。また今月は、長くリストから姿を消していたSnake Keyloggerが8位に急浮上した。Snake Keyloggerの主な機能は、ユーザーのキーストロークを記録し、集めたデータを攻撃アクターに送信するというもの。

最も広く悪用されている脆弱性は「Webサーバーへの悪意あるURLによるディレクトリトラバーサル」で、全世界の46%の企業に影響を与えており、「Apache Log4jのリモートコード実行」が僅差で続いている。「Webサーバー公開型Gitリポジトリの情報漏洩」の世界的な影響は45%で、3位となっている。世界的に最もサイバー犯罪者から狙われている業界は、引き続き教育・研究分野がトップになった。

その他、日本での2022年5月の上位マルウェアファミリーやグローバルで活発な上位のマルウェアファミリー、世界で最も攻撃されている業種と業界、悪用された脆弱性のトップ、モバイルマルウェアのトップについてレポートしている。
 

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