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イーセットジャパン、「ESETサイバーセキュリティ脅威レポート2022年第1三半期版」を公開 〜ウクライナにおける脅威動向を解説

イーセット(ESET)ジャパンは6月27日、日本国内向けレポート概要「ESETサイバーセキュリティ脅威レポート2022年第1三半期版」を公開した。

ESETはロシアによるウクライナ侵攻以前からウクライナを標的にしたサイバー攻撃について継続的に調査・監視を行なっており、今回のレポートでは、ウクライナにおけるサイバー攻撃やその目的を説明している。その概要は以下のとおり。

・ESETは、ウクライナを標的に展開されている複数の新しいワイパー型マルウェア攻撃を発見。さらに、2016年ウクライナの電力網への攻撃に特化したマルウェア「Industoyer」の亜種「Industoryer2」も発見。

・ウクライナ侵攻に便乗し、ウクライナを支援しようとする人々を狙ったフィッシングサイトを多数検出。

・ウクライナ侵攻が開始した2月24日直後から、不正メールの検出件数が大幅に増加。前三半期(2021年9〜12月)と比較し36.8%増加。Emotetが大きな要因の一つと考えられる。

・Emotetの検出数は、前三半期と比較し110倍に急増。

・さらにESETは、Lenovoのコンシューマー向けノートパソコンへ影響を与える3つの脆弱性を発見。UEFIファームウェアドライバに影響をあたえ、100種類以上のモデルが該当することが判明。

 

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