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Vade、2022年上半期のフィッシング攻撃レポートを発表 〜フィッシング攻撃で最もなりすましが多かったブランド、トップ25を紹介

Vadeは8月4日、2022年上半期(1月~6月)の「Phishers' Favoritesレポート」を発表した。レポートでは、フィッシング攻撃で最もなりすましが多かったブランド、トップ25のランキングを紹介している。その概要は以下のとおり。

1位は固有のフィッシングURL数1万1,041件を記録したMicrosoft、2位はURL数1万448件のFacebook、次いでCredit Agricole、WhatsApp、Orangeと続く。

2022年上半期は、日本企業のブランドのなりすましが2021年下半期に比べて大幅に増加。2022年第1四半期のレポートで初登場したauは、URL数7,031件を記録し、6位にランクインした。クレディセゾンはURL数3,331件で15位、2021年に初めてレポートに登場した楽天はURL数2,678件で18位にランクインした。

これら3つのブランドはすべて2022年第1四半期にフィッシングが大幅に増加し、第2四半期にはその数は減少していた。

業界別では、金融サービス業界のブランドが、レポートに記載されているすべての業界の中で最もなりすましが多く見られた。トップ25に金融サービス業界から合計8つのブランドがランクインしている。

それに続くのがクラウド業界で、6つのブランドがランクイン。続いてeコマース/ロジスティクスおよび通信業界からそれぞれ4つのブランドがランクインし、次いでソーシャルメディアからは3つのブランドがランクインしている。

リストのほとんどのブランドにおいて、2022年第1四半期にブランドのなりすましが、2021年第4四半期に比べて大幅に増加したが、第2四半期にはそれらの数は減っていた。

第1四半期に前期比で最もフィッシングの増加数が顕著だったブランドは、GoogleとAppleがそれぞれ873%と737%の増加を見せ、Instagramのフィッシングも増加していた。
 

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