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バラクーダ、調査レポート「2022年産業セキュリティの現状」を発表 〜93%の組織がIIoT/OTセキュリティプロジェクトの失敗を経験

バラクーダネットワークスジャパンは8月29日、調査レポート「2022年産業セキュリティの現状」を発表した。このレポートは、産業用モノのインターネット(IIoT)/運用技術(OT)を組織内で担当する800人のシニアITマネージャー、シニアITセキュリティマネージャー、プロジェクトマネージャーを対象に、IIoT/OTセキュリティプロジェクト、実装課題、セキュリティインシデント、技術投資、サイバーセキュリティリスクに関するさまざまな問題についての見解を得るために実施された。主な調査結果は下記のとおり。

94%の組織が、過去12か月間にセキュリティインシデントを経験したと認めている。地政学的な影響については、89%が「非常に懸念している」、または「かなり懸念している」と回答している。

インシデントを経験した組織の87%は、1日以上の間、業務への影響を受けていた。あらゆる組織がIIoTおよびOTセキュリティへのさらなる投資の重要性を認めており、ビジネスリーダーの96%が、「自分の組織がIIoTとOTのセキュリティにもっと投資する必要がある」と認めている。

72%の組織が、IIoT/OTセキュリティプロジェクトをすでに完了しているか、実施中であることを示したが、多くの組織が基本的なサイバーハイジーンを含めて、実施時に大きな課題に直面している。

重要インフラに関する組織は、セキュリティプロジェクト導入においてリードしており、石油・ガス業界では50%がプロジェクトを完了。製造業では24%、医療業界では17%しかプロジェクトを完了していない。

93%の組織は、IIoT/OTセキュリティプロジェクトに失敗している。
 

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