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Snyk、クラウドセキュリティの現状レポートを発表 〜8割もの企業で過去1年以内に深刻なセキュリティインシデントが発生

Snykは9月14日、クラウドセキュリティの現状レポート「State of Cloud Security Report」を公開することを発表した。

レポートでは、クラウド導入が急速に進むことでクラウドネイティブのアプリケーション開発手法が浸透し、より複雑になったクラウドセキュリティのリスクや課題に対して、セキュリティの専門家やクラウドセキュリティの技術者がどのように取り組んでいるかが明らかにされている。

同時に、インシデント予防策の強化、効率改善、チーム間連携によりアプリケーションのデプロイが全般的に加速するなど、クラウドセキュリティへの投資増から得られるメリットが明らかになっている。主な調査結果の概要は以下のとおり。

・5分の4(80%)の企業が過去1年間に少なくとも1件の深刻なクラウドセキュリティインシデント(データ侵害、データ漏洩、環境への侵入など)を経験

・クラウドネイティブのサービスの複雑さが増しており、セキュリティ対策をより複雑にしていると41%が回答

・クラウドセキュリティ改善の結果、導入がより迅速におこなえるようになったと半数近く(49%)の企業が回答

・4分の1(25%)の回答者が、クラウドデータ侵害に遭遇しながら気付けなかったことについて懸念があると回答

・セキュリティの専門家と開発者の過半数(58%)が、今後1年でクラウドデータ侵害のリスクが増すと回答

・77%の企業が、トレーニングや協力体制の不足が重大な課題だと回答

・45%の企業が、非効率なクラウドセキュリティが原因でエンジニアリングリソースが不足していると回答
 

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