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ゼットスケーラー、「2022年版VPNリスクレポート(日本語版)」を発表 〜VPNエクスプロイトの増加により、80%の企業がゼロトラストセキュリティへ移行

ゼットスケーラーは10月4日、Cybersecurity Insidersが実施した調査結果をまとめた年次レポート「2022年版VPNリスクレポート(日本語版)」を発表した。レポートでは、グローバルに展開する北米の企業に勤務するIT専門家350人以上を対象に調査が行なわれた。これにより、VPN接続を標的としたサイバー攻撃の増加や大企業でのゼロトラストセキュリティアーキテクチャ導入の重要性が明示された。

出社勤務に戻る従業員が増えている一方で、調査対象企業の95%がハイブリッドワークや複数拠点での分散型業務環境を整えるために、いまだVPNに依存している。

ゼロトラストアーキテクチャと比較するとVPNはユーザーに高い信頼性を置いているため、サイバー攻撃者が攻撃対象領域からネットワークへの不正なアクセスを試みる動きが活発化している。レポートで、44%のサイバーセキュリティの専門家が自社のVPN機器を対象とした攻撃が過去1年間で増加していると回答していることからも、リモートユーザーを支援するこの技術の安全性が低いことが分かる。

従来のVPNに潜むリスクが拡大していることから、リモートアクセスの管理に必要な優れた制御機能と柔軟性を提供するゼロトラストセキュリティへの移行が徐々に進んでいる。レポートの調査対象企業の78%が今後はハイブリッドワークになると回答しており、企業ではこうしたセキュリティインフラの必要性が引き続き拡大の傾向にある。

リモートワークやハイブリッドワークといった働き方に移行して以降、調査対象企業の68%がゼロトラスト施策は加速していると回答している。

 

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