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サイバーセキュリティクラウド、16業種別「サイバー防御力」と業績の関係についての調査結果を発表 〜セキュリティ投資金額との相関関係も明らかに

サイバーセキュリティクラウドは12月9日、全国16の業種で働く有職者(経営者含む)300名を対象に実施した、勤務する企業の業績に関する調査の結果を発表した。その概要は以下のとおり。

■「サイバー防御力」が高い3業種の回答者の約7割が業績は安定していると回答
サイバー防御力が最も高い3つの業種は「勤務先の業績はここ1年で下がっている」という項目に対して「当てはまらない」と答えた人が比較的多かった。情報サービス業・インターネット附随サービス業(78.9%)、通信業・放送業・広告業・映像/音声/文字情報制作業と金融業・保険業(73.7%)となり、平均で75.4%に上った。

■「業績が下がっている」「勤務先の株価がここ1年で下がっている」という回答が多かった業種は、サイバー防御力が低い業種
「勤務先の業績はここ1年で下がっている」という項目に対して、「当てはまる」という回答が多かった業種は生活関連サービス業・旅行業・娯楽業(73.7%)、宿泊業・飲食サービス業(63.2%)、運輸業・郵便業(52.6%)で、3業種ともにサイバー防御力が十分でないという結果になった。

次に「勤務先の株価がここ1年で下がっている」の項目に対して「当てはまる」という回答が多かった業種は製造業(42.1%)、農業・林業・漁業・鉱業・採石業・砂利採取業(38.9%)、宿泊業・飲食サービス業(36.8%)、生活関連サービス業・旅行業・娯楽業(26.3%)となり、業績低下に関する質問と類似の結果に。業績や株価が低下するのはさまざまな要因が挙げられるが、サイバー防御力のランキングと一定の相関関係があることは判明した。

■サイバー防御力の低い業種は、セキュリティ対策への投資額も少ない
セキュリティ対策への投資額については、「年間でのセキュリティにかける予算について100万円以上かけている」と回答した人が多い業種は、サイバー防御力調査において満点の14ポイントを獲得している情報サービス業・インターネット附随サービス業(31.6%)、金融業・保険(26.3%)、通信業・放送業・広告業・映像/音声/文字情報制作業(21.1%)と、13ポイントを獲得した学校教育/学習支援業(27.8%)だった。

業績が下がっている業種では、特にセキュリティ対策への投資が後回しになっており、十分なセキュリティ対策が疎かになっていると考えられる。このことから、まだまだセキュリティ意識の改革が進んでおらず、セキュリティ対策の優先度が低いことが分かる。
 

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