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パロアルトネットワークス、「DX化の拡大とセイバーセキュリティ」に関するグローバル調査の結果を公表

パロアルトネットワークスは12月15日、世界15か国の大手企業に属する経営層の1300人に対して実施した「DX化の拡大とセイバーセキュリティ」に関するグローバル調査の結果を公表した。その概要は以下のとおり。

●サイバーセキュリティの優先度
自社のサイバーセキュリティに対する備えが非常に高い、と回答した経営層は26%に留まった。取締役会で毎月またはそれ以上の頻度でサイバーセキュリティが議論される、という回答は半数以下。

●サイバーセキュリティ強化に対する投資
ほぼ全ての企業で来年度のサイバーセキュリティ予算は増加する見込み。DX化への対応やハイブリッドワークに伴うセキュリティ要件への対応が予定されている。

●セキュリティの事故・侵害
ほぼ全ての回答者が過去1年間に自社がセキュリティインシデントやデータ漏洩を経験したと回答し、平均値は11件となった。攻撃者が攻撃能力を高めていることに加え、インシデントの適切な検出とその対応が出来ていないことが主な原因であると認識されている。

●リモートワーク環境
回答したほぼ全ての企業においてリモートワークを継続している従業員が存在し、新しい勤務形態に伴うセキュリティへの課題を感じている。

●ゼロトラストへの関心
回答したほぼ全ての企業においてゼロトラストの導入を検討。DXの取組みをサポートするためにゼロトラストは最適と考えられている

●クラウドセキュリティ
クラウドへの依存度(平均9つのパブリッククラウドプロバイダーを使用)が高く、企業はパブリッククラウドとプライベートクラウド双方にソフトウェアファイアウォールを含むクラウドセキュリティへの投資拡大を検討。

●セキュリティの自動化
セキュリティの強化がDevOpsの開発プロセスに時間を要する可能性に対処するため、多くの企業でセキュリティ機能の自動化が検討されている。
 

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