IPA、2022年度上半期「サイバーレスキュー隊(J-CRAT)活動状況」を公開

IPA(情報処理推進機構)は12月28日、2022年度上半期「サイバーレスキュー隊(J-CRAT)活動状況」を公開した。

サイバーレスキュー隊では主に国家支援型(ステートスポンサード、ネイションバックド)とされる攻撃者によるサイバー活動(標的型サイバー攻撃)、特にサイバーエスピオナージに対して、相談対応、レスキュー活動、脅威情報の収集およびサイバースレットインテリジェンスの活用等を通じた情報収集(スレットハン
ティング)等を行なっている。

2022年度上半期およびこの活動状況報告が出るまでの期間を通じたサイバー状況把握の結果、日本に対するサイバーエスピオナージは依然として継続していることを確認している。特に、国際情勢などを背景としたエネルギー需給のひっ迫や地球環境問題への関心が高まっている状況で、エネルギー・環境関連分野が国家を背景とする攻撃グループによるサイバーエスピオナージの重点的な攻撃対象となっている可能性が改めて認識された、としている。

そのほかレポートでは、「2022年度上半期の活動を通じてみられた特徴的な事項」「我が国を取り巻くサイバー攻撃グループ」について取り上げている。
 

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サイバーレスキュー隊J-CRAT