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IPA、「偽セキュリティ警告(別名:サポート詐欺)」の手口に関する月間相談件数を公開 〜偽セキュリティ警告の月間相談件数が過去最高に

IPA(情報処理推進機構)は2月28日、情報セキュリティ安心相談窓口における、「偽セキュリティ警告(別名:サポート詐欺)」の手口に関する月間相談件数を公開した。その概要は以下のとおり。

パソコンのブラウザー画面に表示される「偽セキュリティ警告」の手口に関する月間相談件数が、2023年1月は過去最高の401件になった。この手口の相談は2015年から当相談窓口に継続して寄せられており、2022年の年間相談件数はこれまでで最も多い2365件だった。今もなおこの勢いが続いている状況と言える。

■手口と対策

・偽セキュリティ警告の手口は、パソコンでインターネット閲覧中のブラウザー画面上に、本物に見せかけたセキュリティ警告が表示され、解決のために記載してある電話番号に電話をかけるように誘導されるというもの。

・電話をかけると、オペレーターにパソコンを遠隔操作され、有償サポート契約と代金支払いへ誘導される。

・支払いはプリペイドカードを指定されるため、ほとんどの場合はコンビニエンスストアにそのカードを買いに行くように指示される。

寄せられている相談事例では、何回もプリペイドカードを購入に行かされ、被害額が数十万円になるケースも確認されている。

 

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安心相談窓口だより