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デジタルアーツ、2022年下半期フィッシングサイトのドメインを集計したレポートを公開 〜フィッシングサイトURL数は上半期比約4倍

デジタルアーツは2月28日、2022年下半期に収集した国内外のフィッシングサイトURLのドメインを集計したレポートを公開することを発表した。その概要は以下のとおり。

2022年下半期のフィッシングサイトURL総数は、上半期と比較すると約4倍に増加した。月別でみると最多は10月で、1か月だけで上半期の総数を超えている。また、2022年下半期のフィッシングサイトのURLおよびドメインには、特徴的なパターンを持つクラスター(群)があった。

・サブドメイン文字列は、文字数が多く、「www.」で始まり、そのあとには「aupay,visa,myjcb,saison」などといった正規サイトで使われる文字を数文字だけ使ったランダムな文字が続く

・TLD(トップレベルドメイン)には「top」を使用したものが非常に多く、他にも「icu,co,shop」などのTLDが使われた

・URLのパス部分には「/page1.php」を用いる

・「サブドメイン文字列」×「独自ドメイン」のように掛け合わせた組み合わせでURLを大量に生成しているようなもの(「サブドメイン・文字列が同一で、独自ドメインが異なる」、逆に「サブドメインが異なり、独自ドメインが同じ」というパターン)といった特徴が見受けられた

このクラスターが下半期フィッシングサイトURL総数のおよそ7割を占めていた。同一のグループによって、あるいは同一のツールを用いて、大量に機械的に作成されていた可能性がある。これが2022年下半期のフィッシングURL数が急増した要因と考えられる。

フィッシングサイトのTLDを集計したところ、「top」が最も多く、「top」が含まれる下半期のURL数は上半期比で約45倍となった。上半期ではあまり多くなかったものの、下半期の9月から10月にかけて大量に観測した。上半期、下半期それぞれのURL総数を100%としたシェアでみると、「top」のシェアは上半期3.57%に対して下半期は40.95%となっている。

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