ラック、今年の脅威を予測する「LAC Security Insight 第3号 2023 冬」を公開

ラックは3月15日、今年の脅威を同社の専門家が予測する「LAC Security Insight 第3号 2023 冬」を公開した。

このレポートは、ラックの中でもサイバー攻撃の脅威に対して最前線で対応しているJSOC、サイバー救急センター、そして攻撃者が利用するサイバー攻撃手法も採り入れて顧客のシステムに侵入テストを行なうデジタルペンテスト部において、分析・調査・侵入テストを実施する中で得た最近の脅威の傾向や特徴を、セキュリティ専門家が「洞察」としてまとめたものとなっている。その概要は以下のとおり。

■「LAC Security Insight 第3号 2023 冬」目次
・はじめに
・サイバー119で出動したインシデント傾向
・JSOCで観測したサイバー攻撃傾向
・特集:2023年の脅威予測#1 ~JSOC アナリストが考える~
・特集:2023年の脅威予測#2 ~サイバー救急センター 脅威分析者が考える~

●サイバー119で出動したインシデント傾向
2022年10月~12月にマルウェア関連、およびサーバー不正侵入により被害を受けた組織からの相談が60%を占める状況となっている。マルウェア関連に関する出動の約半分は、ランサムウェアによる被害になっている。

●JSOCで観測したサイバー攻撃傾向
同期間に発生した重要インシデントの合計件数は70件。内訳は、インターネットからの攻撃によるインシデントが22件、ネットワーク内部からの通信によるインシデントが48件で、前四半期と比較してネットワーク内部からの通信によるインシデントが大きく減少した。
 

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