フォーティネット、ゼロトラストに関する最新グローバル調査結果を発表

フォーティネットは9月11日、グローバル調査「2023年ゼロトラストに関する現状レポート」を発表した。主な調査結果は以下のとおり。

●あらゆる規模の組織がゼロトラスト戦略を導入
ゼロトラスト戦略を導入中であると答えた回答者は66%となり、2021年の54%から増加。企業は侵害の影響を最小限にとどめるために、場所を問わないゼロトラストの実現に尽力している。

●組織はゼロトラスト戦略の導入で常に課題に直面
対処すべき最重要課題として、回答者の約半数(48%)がオンプレミスとクラウドに展開したゼロトラストソリューションが十分に統合されていない点を挙げている。それ以外の課題としては、エンドツーエンドのポリシー適用、アプリケーションの遅延、ゼロトラストソリューションの選定や設計に役立つ信頼できる情報の不足などが挙がっている。

●ソリューションは、一貫したアプリケーションアクセスポリシーによって、オンプレミスユーザーとリモートユーザーの両方に対応する必要があり、その成果は一様ではない
回答者の40%は、アプリケーションの半分以上を今もなおオンプレミスでホストしていると回答。注目すべきは、クラウド対応のみのZTNAを利用することによって、回答者の75%が問題を抱えている点。

●SASEの重要性
SASEソリューションの優先事項のうち、「セキュリティ効果」は最も重要であり、58%がこれを優先事項の上位3つまでに挙げている。回答者の89%は、SASEと自社のオンプレミスソリューションとの統合が「かなり重要」または「非常に重要」であるとしている。

あらゆるものがクラウドに移行しつつあると回答しているにもかかわらず、ほとんどの組織は依然として、ハイブリッドアプリケーション・データ戦略を採用している。今回、ハイブリッドZTNA戦略においてカバーすべき領域として回答の多かったのは、Webアプリケーション(81%)、オンプレミスユーザー(76%)、リモートユーザー(72%)、オンプレミスアプリケーション(64%)、SaaSアプリケーション(51%)の順だった。
 

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