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カスペルスキーと静岡大学、共同開発した情報セキュリティ啓発教材「ネットの『あやしい』を見きわめよう(シニア編)」の最新版を無償で提供開始

カスペルスキーと静岡大学は9月27日、シニアのインターネット利用者向け情報セキュリティ啓発教材「ネットの『あやしい』を見きわめよう(シニア編)」の最新版(2023年版)教材一式のダウンロード提供を無償で開始することを発表した。

この教材は、2018年にカスペルスキーと静岡大学が共同で開発した教材に、現在身近となっているリスクを新たに加えて更新したもので、消費生活センター、シニア向け情報セキュリティ啓発講座や勉強会などでの利用を想定している。

この教材で使用するカードには、シニアが遭遇し得る、リスクがあると思われるアプリやサイトがスマホの画面を模して描かれている。受講者は各カードの具体的なリスク場面について怪しいかどうかを考えることによって、リスクを判断するスキルを養うことが期待できる。指導者は、各カードのリスクについて解説が書かれたスライドを使用し、講座やワークショップを進めることができる。

今回提供する最新版では、最近増加しているリスクが取り入れられている。ウイルスに感染したなど嘘のメッセージを画面に表示して高額なサポート料金を請求する「サポート詐欺」、初めは無料でも一定期間を過ぎると課金が開始される「無料アプリ」のトラブルなど、シニアに身近な具体例を採用している。また、パスワードの使い回しを避けるために、安全なパスワードの作り方のヒントも盛り込まれている。
 

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