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チェック・ポイント・リサーチ、最新版のブランドフィッシングレポートを発表 〜2023年第3四半期最もなりすまされたブランド首位にウォルマートが急浮上

チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは10月26日、同社の脅威インテリジェンス部門であるチェック・ポイント・リサーチ(CPR)が、2023年第3四半期のブランドフィッシングレポートを公開したことを発表した。レポートでは、個人情報や決済認証情報の窃取を目的としたサイバー犯罪者が、最も多くなりすましに利用したブランドのランキングを発表している。その概要は以下のとおり。

最もなりすましに利用されたのはウォルマートで、試みられたフィッシング攻撃全体の39%を占め、第2四半期の6位から大きく順位を上げ。Microsoftは14%で2位、多国籍金融サービス企業のウェルズ・ファーゴが8%で3位にランクインしている。

特筆すべき点として、世界第2位の企業規模を持つ決済代行サービス企業のMastercardが9位にランクインし、今回初のトップ10入りとなった。また、Amazonへのなりすましに関連するフィッシングキャンペーンの件数も高い数字を保っており、このキャンペーンは同社が10月第2週に実施した秋のプライムデーセール(日本では「Amazonプライム感謝祭」)の発表と時を同じくして行われた。

■2023年第3四半期ブランドフィッシングの標的上位
1.ウォルマート(39%)
2.Microsoft(14%)
3.ウェルズ・ファーゴ(8%)
4.Google(4%)
5.Amazon(4%)
6.Apple(2%)
7.Home Depot(2%)
8.LinkedIn(2%)
9.Mastercard(1%)
10.Netflix(1%)
 

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