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アラクサラネットワークス、同社の「ホワイトリスト機能」を実装する小型アプライアンスを中部電力がセキュリティ対策として採用

アラクサラネットワークスは8月29日、中部電力がセキュリティ対策の一環として、同社の「ホワイトリスト機能」を実装する小型アプライアンス「AX260Aシリーズ」を、社内の一部システムに導入し、今年4月から稼動を開始したことを発表した。

同社のホワイトリスト機能に着目していた中部電力は、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)における研究成果の社会実装先として協力することになり、システムを導入。両社はホワイトリスト機能についての技術ディスカッションを通じて、攻撃への防御方法だけでなく、日々の運用を考慮した研究を実施してきた。

アラクサラは中部電力との研究の結果として、運用観点で以下の強化を行った。

・装置障害時発生時にも運用を継続するために、スタック機能サポートによる、筐体冗長の実装
・ホワイトリストの管理を簡易化するために、IPアドレスを指定する際の簡易入力機能サポート

アラクサラでは、上記機能をサポートするソフトを開発し、今年3月にリリース。4月にこの機能が動作するAX260Aを中部電力のシステムに導入して稼動を開始し、安定稼働を継続しているという。

 

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