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吃貨美味探訪記 No.182(マレーシア編その27)「マレーシア食い倒れ旅1:これはマレーシアの●●●ヌードルと同じもの?──シンガポールラクサ」

 前回お伝えしたとおり、先日、現地の知り合いの結婚式に参加するために、マレーシアに1週間ほど滞在してきた。今回からしばらくは、この時に食べてきた現地の料理について時系列でご紹介していく。現地ではほとんど毎食、お腹いっぱいになるまで食べ(させられ)てきた。その第1回は、今回のフライトの経由地、シンガポールのチャンギ空港で食べたラクサである。

滑らかな味わいのカレーヌードル

 今回もマレーシアの目的地は、首都クアラルンプールから北北西に約170kmのところにあるイポー市である。

 いつもならクアラルンプール空港まで飛んで、そこからシャトルバスでクアラルンプール郊外に住む知り合いの家に行って、そこで1〜2泊してから彼らの車でイポーに一緒に向かうか、クアラルンプール中央駅まで電車で行って、そこから特急列車に乗り継いで2時間半かけてイポー駅まで行くかのどれかだった。空港バスで4時間以上かけて直接イポーに向かう方法もあるが、これは行きでは使ったことがなく、帰りに乗ったことが何度かある程度である。

 それが今回、初めてシンガポール経由でイポーに向かう便に乗り換える方法で行くことにした。イポーの空港から知り合いの家までが近く、シンガポール空港で5〜6時間のトランジット時間があるものの、それでもクアラルンプール経由よりも早くイポーに着くことができる。移動が楽な割には、飛行機代もそれほど高くなかった。

 羽田空港からシンガポール航空の深夜便に乗り、チャンギ空港に到着したのは早朝5時。イポーに向かう飛行機が出るのが午前10時だったので、5時間近く待つことになる。とはいえ、チャンギ空港にはアトラクションがいろいろあるので、トランジットの待ち時間が長くても退屈することはない。イミグレーションを通って入国して、ジュエルという、空港に隣接する施設を見ることにしていた。

シンガポール・チャンギ空港に隣接する、自然をテーマにした施設「Jewel」。天井の丸い部分から大量の水が落ちてきて滝になる

 あっけないほど簡単に入国ゲートを通過して、3000円ほどシンガポールドルに両替。まずは朝食を食べることにした。ただ、まだ朝早かったために閉まっている店ばかりで、だだっ広い空港を歩き回るハメに。ようやく見つけた店で食べたのがラクサである。

 シンガポールのラクサだから、当然これは「シンガポールラクサ」と呼んでいいのだろう。食べてみると、ココナッツミルクの入った滑らかな味わいのカレーヌードルといった感じ。日本人ウケしやすい味で美味しかった。

ラクサは4.9シンガポールドル(約500円)、コピ(コーヒー)は2.3シンガポールドル(約240円)

こちらはイポーで食べたアッサムラクサ 実際、かつて日本でカップヌードルの「シンガポール風ラクサ」が販売されたことがある。どんな味だったかは覚えていないが、ネットで検索したところ、日清食品のプレスリリースでは「ココナッツミルクのまろやかな甘みにスパイスをきかせたコク深い味わいのスープ」となっていた。

 ただ、特にカレーのことにはついて触れていない。Wikipediaの「ラクサ」の項目でも、シンガポールのラクサは「カトン・ラクサ」などとも呼ばれ、「ココナッツミルクだけではなく粉状の干しエビがスープに加えられている」とだけあって、やはりカレー味については言及されていない。

こちらはマレーシアのイポーで食べたカレーヌードル 一方、チャンギ空港で食べたラクサの写真をフェイスブックに上げて「シンガポールラクサを食べた」と書いたところ、シンガポールの会社で働くイポーの知り合いから「シンガポールのラクサは、マレーシアのカレーヌードルと同じようなものだよ」というコメントが返ってきた。確かにマレーシアで何度も食べたカレーヌードルは、チャンギ空港で食べたラクサの味に近かった。

 いったいどういうことなのか。シンガポールラクサはココナッツカレーヌードルなのか、それとも空港で食べたラクサは、また違うバージョンなのか。おそらく、カレー味とは言わずに、「スパイスをきかせた」というのが、カレーっぽさを表しているのかもしれない。

 朝食を食べ終えてからジュエルに向かったが、天井から流れる巨大な滝はまだ始まっておらず、調べたら午前11時から開始だった。

 イポー行きのフライトは10時で見ることができなかったが、帰国する際もシンガポール経由で、その時は夕方着の深夜出発なので、十分に見ることができるはず。しかも夜は滝のイルミネーションがきれいらしい。

 お楽しみは後にとっておくことにして、目的地イポーに向かった。
イポー行きのフライトの中で、なぜか渡されたスナックとコーラ入りの袋。名前を確認しながら一部の乗客だけに配っていた。シンガポール航空系列のLCCだったので、国際便からの乗り継ぎで乗った人向け?

佐久間賢三
9年5か月に及ぶ中国滞在から帰国してきて早5年半以上。日本での生活をなんとか続けながらも、外国のあの刺激的な日々が恋しくなってきている今日この頃。世界的なコロナ禍の影響でしばらくは海外旅行に行けそうもなく、雑誌の海外旅行特集や昔の写真を見てウサを晴らそうとするも、かえってウップンが溜まるという悪循環の中で身悶えている。