中国美味紀行その76(日本編10)「四川省成都発祥“一人用の火鍋”──冒菜」

2か月前の「中国美味紀行その72(日本編5)」で、火鍋の簡易版ともいえる麻辣燙(マーラータン)を取り上げたが、今回はそれとよく似た冒菜(マオツァイ)をご紹介する。麻辣燙と冒菜は非常に似た食べ物なのだが、果たして何が違うのだろうか。

中国美味紀行その75(日本編9)「上野アメ横で食べる中国本場の味──油条と豆乳」

今回は池袋駅北口から離れて、上野アメ横である。昔はアメ横といえば年末に正月用の食品を買い求める客でごった返す場所というイメージしかなかったが、今ではすっかり様変わりして、外国人観光客が大挙して訪れる場所となっている。そんなアメ横で食べたのが、中国の朝ご飯の定番、油条と豆乳である。

中国美味紀行その74(日本編8)「あの炭火丸焼きが日本でも!?──ウサギ肉」

池袋駅北口に広がる繁華街の中心地はロサ会館。その周りの雑居ビルには今、多くの中国料理の店が入っている。ある年末、そのうちの一つで忘年会が開かれることになった。なぜそこが選ばれたかというと、そこはウサギの肉の料理を食べさせてくれるから。しかもそれは、ウサギの丸焼きだった。

中国美味紀行その73(日本編7)「あのグルメドラマに登場した店で食べてみた──担担麺」

中国から帰国して3年がたつが、いつの間にか日本では担々麺を出す店が異様に増えていた。だが、どこの担々麺も、大きなラーメン丼に胡麻ベースのスープと肉のそぼろが入った、いわゆる日本独自にアレンジされたものとなっている。そこで今回は、池袋駅西口にある、本場に近い担担麺を出しているという店に行ってみた。

中国美味紀行その72(日本編6)「火鍋の簡易版であり火鍋の元祖。中国人の日常食──麻辣燙」

今、池袋駅北口では麻辣燙(マーラータン)の店が増殖中である。気がついたら麻辣燙を食べられる店があちこちにできていた。横浜中華街では、以前ご紹介した「生煎」(シェンジエン 日本での別名“焼き小籠包”)の店が数多くできているが、池袋では麻辣燙のほうが優勢である。おそらくそれは、池袋駅北口という場所柄もあると思われる。日本ではまだあまり馴染みのないこの麻辣燙、果たしていったいどんな食べ物なのか。

中国美味紀行その71(日本編5)「皮はサクサク、肉はジューシーなミートパイ──鮮肉月餅」

中国は今年の春節が終わったばかり。旧暦の1月15日(今年は3月2日)は「元宵節」と呼ばれ、この日をもってとりあえず春節期間は終わりとなる。今回取り上げるのは、池袋駅北口エリアで食べた「鮮肉月餅」(シエン ロウ ユエ ビン)である。

中国美味紀行その70(日本編4)「香辛料たっぷりでビールが進む──羊肉串」

池袋駅北口エリアには、中国東北地方の料理を出すレストランが比較的多い。日本人にはあまり馴染みのない中国東北料理の中から、今回はビールにもよく合う羊肉串(ヤン ロウ チュアン)をご紹介しよう。

中国美味紀行その69(日本編3)「店の中でバタンバタンと麺を伸ばしていく──蘭州拉麺」

蘭州拉麺(ランヂョウ ラーミエン)は、中国北西部にある甘粛省の省都・蘭州市の名物麺料理である。とはいえ、現在では中国各地に店があり、手軽な食事として人気がある。その蘭州拉麺の店が池袋駅北口エリアにもあるので食べに行ってみた。

中国美味紀行その68(日本編2)「秦の始皇帝も食べた? 2千年以上の歴史を持つ小吃──肉夾饃&涼皮」

池袋駅北口、別名「池袋チャイナタウン」と呼ばれるエリアにある商店街をさらに奥に入っていくと、通り沿いに小さな店がある。ドアには「シーアンハンバーガー」と書かれている。ここでは肉夾饃(ロウジァーモー)が食べられるということでずっと気になっていた店で、ある日、意を決して中に入って食べてみることにした。

中国美味紀行その67(日本編1)「池袋駅北口で味わう中国本場の味──生煎」

ついにネタ切れとなった中国美味紀行は、新年1回目から「日本編」に突入する。筆者が東京を中心に日本国内で見つけた、まだ日本ではそれほどお馴染みではない中国料理をご紹介していく。本場とまったく同じ味というわけではないが、最近ではかなり近い味のものが日本でも食べられるようになっている。

中国美味紀行その66(桂林編)「中国全土で食べられるけど、本場で食べる味はまったくの別物──桂林米粉」

2017年最後の中国美味紀行は、風光明媚な観光地として知られる桂林の名物・桂林米粉(グィリン ミーフェン)をご紹介する。この桂林米粉、中国各地で食べることができる(と思われる)が、他の地方のものと本場・桂林のものでは、かなり異なっている。

中国美味紀行その65(武漢編4)「武漢で一番美味かった小吃──三鮮豆皮」

武漢には正味3日間しかいなかったので、それほどいろいろなものを食べることができず、4回目の今回が武漢編の最終回。武漢で食べたものの中で一番美味かった小吃である三鮮豆皮をご紹介しよう。

中国美味紀行その64(武漢編3)「街中で見つけた小さな美食──鍋塊」

今回も、武漢の街中をブラブラと歩いている時に見つけた小吃をご紹介する。場所は、武漢北西部一帯の漢口の中心部にある下町エリアの商店街である。そこにも、これまで食べたことのなかった、意外に美味しい小吃があった。

中国美味紀行その63(武漢編2)「湖北省発祥の手軽なおやつ──公安鍋盔」

武漢編の2回目は、街中をブラブラと歩いていた時に見つけた小吃について取り上げようと思う。中国には小麦粉の生地と肉を使った食べ物が各地にあるが、武漢のものは、まるでインド名物のあの食べ物のような作り方をしている。

中国美味紀行その62(武漢編1)「武漢庶民の生活になくてはならない朝ご飯──熱乾麺」

前回で終わった深圳編に続き、今回から4回にわたり、湖北省の省都・武漢市の美食をご紹介していく。とはいえ、湖北省には有名な料理があまりない。そこで、筆者が武漢で食べた小吃のいくつかを取り上げていく。

中国美味紀行その61(深圳編15)「マカオ遠征2 清朝末期から食べられている口滑らかなスイーツ──ミルクプリン」

エッグタルトに続き、マカオを代表するスイーツのもう一つ、ミルクプリンを今回はご紹介する。ミルクプリンなどどこにでもあるじゃないかと思われる方も多いかもしれないが、マカオのミルクプリンはそれなりに歴史がある特別なスイーツなのである。

中国美味紀行その60(深圳編14)「マカオ遠征1 イギリス人が作ったポルトガル風タルトがマカオの名物に──エッグタルト」

たった2回で終わった香港編に続き、今回から2回にわたり、同じく深圳からすぐ近くにあるマカオの食べ物についてご紹介していく。マカオは1999年に中国に返還されるまで、122年間にわたりポルトガル領だったということで、本場のポルトガル料理、またはマカオ風ポルトガル料理を味わうことができる。

中国美味紀行その59(深圳編13)「香港遠征2 台湾の小籠包レストランチェーン──鼎泰豊」

前回は香港で味わう北京ダックをご紹介したが、2回目の今回もまたちょっとひねくれて、台湾のレストランチェーンである。そしてまた前回と同様、レストラン紹介の取材で行った際に、撮影用に出してくれた料理の数々を美味しくいただいたところである。

中国美味紀行その58(深圳編12)「香港遠征1 本場で食べたのより美味かった──北京ダック」

深圳では料理の写真をあまり撮っていなくて、ついにネタが尽きてしまった深圳編。というわけで、深圳のすぐ隣にある香港の食べ物を2回にわたってお伝えする。といっても、ただ香港の食べ物を紹介しても面白くない。その1回目は、なんと北京ダックである。;

中国美味紀行その57(深圳編11)「日本でも人気に!? 食材豊富で手軽に食べられる簡易版火鍋──麻辣燙」

今回は、小腹が空いた時にぴったりな食べ物をご紹介しよう。その名も麻辣燙(マーラータン)。麻辣という名前がついているように、もともとは四川省で生まれた食べ物だが、それが中国各地に広まり、今ではどこででも食べられる庶民的な食べ物となっている。

中国美味紀行その56(深圳編10)「釜の中で壺ごとじっくり作る滋味豊かなスープ──瓦罐湯」

これまで潮州、四川、湖南と、深圳にも数多くのレストランがある広東省周辺の地域の料理を取り上げてきたが、今回は広東省の北東部と接する江西省の料理をご紹介しよう。この江西料理、日本はおろか中国でもかなりマイナーな存在なのだが、スープだけは全国にその名を轟かしている。

中国美味紀行その55(深圳編9)「中国で一番辛い料理──湖南料理」

前回、四川省からは北隣の湖南省に次いで深圳に働きに出てきている人が多いと書いたが、今回はその湖南省の料理についてご紹介したい。日本ではほとんど馴染みがないが、中国ではけっこうポピュラーな料理である。

中国美味紀行その54(深圳編8)「本場とはちょっと違うけど、これはこれで美味い──担担麺」

移民都市・深圳には、四川省から働きに出てきている人も多い。筆者の感覚的に言うと、広東省のすぐ北隣にある湖南省に次いで人数が多いのではないだろうか。そのため、深圳には本格的な四川料理を出す店が多い。

中国美味紀行その53(深圳編7)「広東料理の一つにされてしまうことも多いけど──潮州料理」

深圳編その1で、深圳は移民都市なので中国各地の料理が集まっており、さまざまな地域の食が楽しめるとお伝えした。今回はそのなかの一つ、潮州料理をご紹介しよう。

中国美味紀行その52(深圳編6)「簡単なもので済ませる人がほとんど──朝ご飯」

深圳は仕事のために地方から出てきた人が多く、朝からのんびりと朝ご飯を食べてなどいられない。家で朝ご飯を食べてから仕事に出かけるなどということすらせず、通勤途中で朝食を買い、会社に着いてから食べたり、はたまた移動のバスの中で食べたりしている。今回は、深圳人たちがどんな朝ご飯を食べているのか、そのほんの一部をご紹介していこう。

中国美味紀行その51(深圳編5)「広東式お茶の作法──飲茶(その4)」

飲茶編の最初に、お茶でお椀などを洗う作法についてご説明したが、飲茶編最終回の今回は、飲茶をいただいている際にしばしば行なう作法についてご紹介していく。これは広東ならではのもので、飲茶に限らず、レストランで食事をすると必ずやることになる。

中国美味紀行その50(深圳編4)「さまざまな調理法の点心を楽しむ──飲茶(その3)」

前回に引き続き、飲茶の点心の数々をご紹介していく。飲茶にはさまざまな調理法の点心があり、バラエティに富んだ味わいを楽しむことができる。

中国美味紀行その49(深圳編3)「見た目はちょっと……でも味は最高の点心とは──飲茶(その2)

飲茶を食べる前に食器を洗う“儀式”を終えてしばらくおしゃべりしていると、オーダーした点心がテーブルに次々と出されてくる。その多くは小さな蒸籠に入れられている。というか、材料を蒸籠に入れて蒸したものをそのまま出してくるのである。だから熱々。冷めないうちにいただこう。

中国美味紀行その48(深圳編2)「週末の午前中に家族揃って──飲茶(その1 準備編)」

前回に引き続いて“広東に来てこれは食わずば……”の第2弾である。広東には“これは食わずば……”がたくさんあるのである。今回から数回に分けてご紹介していくのは「飲茶」である。おそらく日本の中華料理店で飲茶を食べたことがある人も多いのではないかと思うが、飲茶といえば広東。飲茶は日本でも「ヤムチャ」と読まれるが、これは広東語の読み方なのである(普通話ではインチャー)。

中国美味紀行その47(深圳編1)「広東に来てこれを食わずば……──焼臘」

四川編、アモイ編、上海編と続いてきたこのコラム、次なる美味の地は深圳。中国南部の広東省の南部沿岸にあり、香港の北側と接している都市である。深圳は“移民都市”としても知られ、中国各地から仕事を求めてやって来た人たちが人口の大部分を占めている。そのためこの地には全国各地の料理が集まっており、深圳の食文化は彩り豊かなものになっている。